夜にしがみついて、朝で溶かして

ナイトオンザプラネット

こんにちは、マスオです。

皆様は朝型でしょうか、夜型でしょうか?私はどちらかというと夜型ですね。
夜ってなんか良いですよね。匂いとか雰囲気とか。
幼い頃は何かが起きそうな、悪いことをしているような、そんな気分になってました。
今思えば、朝が来るのが嫌だったのかもしれません。

さて、本日はメジャー6thアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』より、『ナイトオンザプラネット』について語ります。
まだアルバム自体はリリースしてませんが、先行してこの曲が配信されたので早速語ります。
まずはMVをどうぞ。

全体的感想

この曲は尾崎さんがコロナ禍で作った曲とのこと。
ジム・シャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』から着想したとのことですが、この映画ってバンド名、クリープハイプの由来にもなっていることで有名な映画です。

この曲から親友の松井大吾さんが映画『ちょっと思い出しただけ』を製作。そのメイン楽曲としても採用されてますね。
この映画ヒロインの伊藤沙莉さんもMVに出演されているということで、完全に映画とのセットですね。

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さらに今回この曲のサビの歌詞がアルバムのタイトルにもなっているという事で、尾崎さんの並々ならぬ気合を感じる楽曲となりましたね。

私はもちろんクリープが表紙の『MUSICA』を購入して熟読しましたが(ここで詳細を書くつもりはないです)、本当に自信のある曲で、ある種この曲に賭けている部分もあるのだなぁと感じました。

楽曲について

私はこの曲を『クリープハイプの日2021(仮)』で初めて聴きましたが、「また新しい境地に行ったな」というのが正直な感想でした。
あとラップが新鮮やなと笑。
なんとなく『TRUE LOVE』、『5%』とか『愛す』とかこの曲ができる布石はあったにはあったんですけどね。
まさかアルバムを代表する一曲にまでなるとは

ただ、この曲、よくよく聴いてみるとサビは王道のクリープハイプらしいキャッチーなメロディなんですよ。
テンポとか曲調はロック的なものとはかけ離れてるんですけど。

一見、いや一聴離れているように聴こえても実はクリープハイプらしさは抜けていませんね。

歌詞について

テーマとしては「苦しい過去をふと思い出した時の歌」という一言に尽きると思うんです。
歌詞でいうと『ちょっと思い出しただけ』の話。
このテーマ自体であぁ、俺たちのクリープやな…と感じるわけです笑。

誰にでもあるような少しほろ苦い、でも忘れてしまってたような事をある時ふと思い出して、なんか苦しい気持ちになってしまった、みたいな事だと思うんですよ。
それが歌詞の中ではおそらく昔の恋人の事なのかなと歌詞からは想像ができます。

歌詞の中に出てくる『ナイトオンザプラネット』は映画の事だと思うんですね。
その後の『額縁のポスター』とか『二人で観たあの映画』とか。

この歌詞の主人公は女性ですね。
20代後半〜30代後半でしょうか。
今では子供もおり、それなりの生活を送っているけど、ふとした時に昔付き合っていた男との事を思い出してその男と一緒に観た映画を見直してなんだか苦い気持ちになった…というところでしょうか。

今後のクリープハイプについて

アルバムの曲を全て聴いてみないとちゃんとした感想は言えないのですが、今後もクリープは新しい挑戦をしていくのではないのかな?とは思います。

考えてみればどんなバンドもずっと同じような曲調でやり続ける訳もなく、進化していかなければ新しい客層も取り込めないですしバンドを続けていくことも難しくなりますからね。

それでも、やっぱりクリープハイプはこれからもクリープらしさ、キャッチーで日常の言葉にできないようなもどかしい気持ちを歌にしてくれるんじゃないかなと、この曲を聴いていて思いました。

何より良い曲ですしね!

個人的には偶にでいいので『しょうもな』みたいなスピード感あるロックナンバーや『バンド』みたいな泣けるバラードが聴けたらいいです笑。
とにかくアルバムが楽しみですね!

それでは、本日はここまで。

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