吹き零れる程のI、哀、愛

かえるの唄

こんにちは、マスオです。

今日はクリープハイプのベーシスト長谷川カオナシ氏作詞作曲の『かえるの唄』について語ります。

この曲はメジャー2ndアルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』に収録されています。

メジャーデビュー以降、アルバムには必ず、シングルのカップリングにも偶に所謂『カオナシ曲』が収録されてます。

これが中々どうして、彼も良曲を大量生産してます。

実際この曲はライブやフェスでも良く演奏され、人気の高い曲ですし、彼の曲は尾崎さんの曲とはまた違い、良いアクセントになってます。

私の見立てでは凄く童謡っぽさが溢れた曲が多いように思います。

このアルバムの時だったか、
彼は雑誌で「童謡のように、小さい子からお年寄りまで幅広く、長く歌われるような曲を作りたい」みたいな事を言ってましたし。

歌詞も尾崎さんの作る女性を中心とした歌詞世界とは違い、ファンタジーな要素が盛り込まれた独特な世界観が表現されてます。

私はどちらかというとカオナシ曲の方が「世界観」って言葉が、合う気がします笑

この曲に関していえば、曲調はイントロから小川さんのギターリフが効いていてスピード感ある始まりで、最初から最後まであっという間に流れていくイメージですね。

歌詞は悪役目線で構成されており、悪者の苦悩がメタ的に表現されていて面白いです。

例えば『任されたこの悪役ってやつもなかなか因果な商売でして』

商売って笑

『一つ、先ず憎まれなくちゃ駄目』

『一つ、次に欲張らなくちゃ駄目』

ってまるで本心は違うみたいな言い草ですね。

もしかしたら我々が普段見ている物語にはこういった気持ちを持ってる悪役もいるかもしれないですね(実際そういう気持ちを表現している漫画、小説は多数ありますが)。

また、途中『アンダンテ』という言葉が出てきますが、ググると「歩くように」とか「ゆっくりと」という意味の音楽用語のようですね。

流石幼少より音楽を習っていただけのことはあります。

最後の歌詞で『任されたこの悪役ってやつも蛙は相手にできないよ』

ってあるんですが、
ここで蛙(正義の味方)v.s悪役の話か、ということがわかります。

関係ないですが物語に出てくる蛙って結構カッコいいイメージがあるんですけど

どうなんですかね?

因みに私は蛙が嫌いですf^_^;。

それでは、今日はここまで。

-吹き零れる程のI、哀、愛

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